「日中はもちろん夜も快適に過ごしたい」そんな思いを叶えるには

夜間の在宅介護では、特に排せつのケアが問題です。介護を受けている高齢者は、排せつのために夜中に何度も目を覚ますケースが多いものです。しかし、介護する側も介護される側も睡眠を妨げられてしまうことは大きなストレスとなるでしょう。

年齢を重ねることで身体の機能が低下してしまうため、排せつについては仕方ないところもあります。しかし、睡眠が妨げられることで日中の生活に支障をきたすかもしれません。その点は、工夫を図る必要があります。

夜中に何度も排泄のために起きることを防ぐには、昼間のうちに水分をしっかり摂り、夕方からは水分を控えめにして備えることが大切です。また、長時間使用していてもムレや不快感がないおむつを使用するといった工夫も必要です。

また、夜にぐっすりと休んでもらうために昼間のうちに適度に身体を動かしてもらったり、会話をしたりすることも効果的です。それでも状況が改善しない場合は、夜間対応型訪問介護を検討するのも一つの手段です。

夜間対応型訪問介護は、夜間の時間帯に行ってもらえる訪問介護です。夜間のトイレ介助や室温調整、バイタルチェックなどをしてくれるため安心して夜間を過ごせます。夜間対応型訪問介護は、スタッフが定期的に巡回する定期巡回訪問サービスや、高齢者が連絡をした時に都度訪問する随時対応サービスがあります。

生活スタイルに合わせて検討できるのは、夜間対応型訪問介護の魅力です。夜間の在宅介護は、睡眠時間の確保など昼間とは違った問題が出てきます。介護する側もされる側も元気で過ごせるように工夫することが大切です。ナイトケアでぜひ取り入れたいヒント≫≫在宅介護を助けるナイトケア